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聖泉幼稚園

教育理念と目標

キリスト教主義に基づく保育を実践しています。キリスト教主義の教育といっても、特別なものではありません。

聖泉幼稚園では、自ら遊ぶ力、共に生きる力を育むことと考え、自遊共育をずっと大切に守って来ました。

神様を覚え、隣人を愛することのできる自立した人間となるために一番大切なことは、幼い心をゆったり耕すことだと信じます。

そのために、私たちはこの世の時流に乗りません。英語やスイミングも大事ですが、それ以上に幼稚園では命を貴び、ありのままを重んじる自遊共育が大事だと思っています。大切なことは、見えないものの中に隠されているのですから。

「目に見ないものに目をそそぐ」子どもを育てます。見える結果より、もっと大事なものです。子どもたち一人ひとりに注がれる神様の愛を知り、友だちを思いやり、愛に満たされて成長できるよう願っています。

当園では、もっとも子どもらしい年代の自然な姿である「遊び」を通して、さまざまなものへの興味・関心を高め、友だちと力を合わせる事の喜びを育てます。

少々遠回りに見えても、幼稚園時代にこうした日々を過ごした子どもは、将来いろいろな可能性の中で自分を開花させます。

生活も重視します。自分の身の回りのこと、友だちとのつきあい方、交通や社会のルールなど。こうしたことの基本を友だちと一緒に学びます。

沿革

1878年(明治11年)5月にアメリカ宣教師アッキンソン氏が高知に伝道されたことをきっかけにして、同志社神学校(現在同志社大学神学科)を卒業し、神戸の教会の牧師として勤めていた杉浦義一牧師により1887年(明治20年)に土佐教会が設立されました。戦火による焼失などを経て、当時大橋通商店街にあった教会は仮会堂として建てた鷹匠町から現在の与力町(後藤象二郎旧邸跡)に新築移転しました。

土佐教会の最初の教会堂と記念館(1913年)

鷹匠町仮会堂(1946年)
聖泉幼稚園は1952年(昭和27年)3月15日、「幼な子をキリストへ」という使命を持って土佐教会付属の幼稚園として開園し、翌年(1953年)に認可園となりました。
開園に当たっては、信徒で聖山幼稚園を経営しておられた小川清司氏からの寄付と融資を受け、当時の土佐教会牧師夫妻だった、児玉浩次郎夫妻が基礎を築かれました。2年後には増築、1963年(昭和38年)には園舎の新設を行いました。
2003年(平成15年)には教会堂と共に建て替えを行い、21世紀を担う子どもたちのために新園舎が完成しました。

1951年献堂の教会堂

最初の幼稚園園舎と第一回卒業生(1952年)

教育館・幼稚園舎(1962年)
県内でも有数の歴史を持つ公認幼稚園として、現在までに2千数百名の卒園生を送り出し、各方面で活躍しています。日本の幼児教育・女子教育をリードし、大きな働きをしてきたキリスト教主義(プロテスタント)教育が教育理念の基本です。キリスト教主義教育をなす学園が加盟する全国組織、社団法人キリスト教保育連盟の加盟園として、教育の充実を図っています。

2003年献堂の現在の教会堂